Eterna Esploristo

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プラモデル

リューターで作業効率アップ

 今回は、リューターを使ったパーツの加工方法を解説します。
 加工するパーツは、MG 百式(初代)のバーニアです。肉厚なのでどうにかしたいと思っていたのですが、市販のディテールアップパーツでは大きすぎて収まりませんでした。そこで、キットのパーツを削って薄くすることにしました。
 使った道具はこちら。

 リューターは、なぜか4000円くらいで安売りしていたので衝動買いしてしまったものです。あとは、プラモデル作りを少し本格的にやるときにまずそろえるような、やすり、サンドペーパー、プラカッターです。
 最初に注意点を述べます。本来、リューターはビットという先端工具を取り付けて使うものです。今回ご紹介する方法はこの本来の使い方とは異なりますので、危険性が増すおそれがあります。あくまで自己責任でお願いします。
では、方法を説明します。

1.パーツに金属棒を差し込みます。この棒をリューターのチャックにくわえさせます。

 金属棒は、太さ2~3mmのものを選択しましょう。ちなみに、一般的な先端工具の軸の太さは2.35mmまたは3.0mmと決まっています。リューターをこれから購入する場合は、どちらの太さの軸も使えるものをチョイスすることをお勧めします。

2.リューターのスイッチを入れ、パーツを回転させます。回転の様子を見て、軸が大きくずれていないか目視で確認します。ずれていたら、回転を止めてリューターからパーツを外し、パーツと金属棒の傾きを変えるなどして調整してください。

3.パーツを回転させながら削っていきます。まずは、やすりやサンドペーパーを使うのが良いでしょう。大きく削りたいときはカッターを使うと速いですが、刃が引っかかってパーツが外れて飛ぶおそれがありますので、刃を当てる角度や力の入れ具合に注意してください。工具は軽く当てれば良いです。

 ときどき回転を止めて、削り具合を確認しましょう。満足いくまで削ったら、終了です。

 加工前後の比較です。

 回転軸がずれていなければ均等に削れるし、速いし、「リューターを持っていてよかった」と感じることができました。電動工具は安いものではないですが、作業がはかどったり、手加工ではできないことが可能になったりするので、必要に応じてそろえていくとよいと思います。

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